「地域のオプション」アプレットでは、地域、言語に関連する設定を行う。[全般] タブでは、[ロケール] として国または地域を選択する。[システムの言語設定] では複数の言語での表示と入力が可能だ。[詳細] ボタンをクリックすると、[コード ページ変換テーブル] が表示される。チェックの付いたテーブルが利用可能だ (画面26-1)。
画面26-1:「地域のオプション」アプレットの [全般] タブ画面
[数値] タブでは、数字の表示方法を設定する (画面26-2)。[通貨] タブでは、通貨の表示方法を設定する (画面26-3)。[時刻] タブでは、時刻の表示方法を設定する (画面26-4)。[日付] タブでは、年月日の表示方法を設定する (画面26-5)。いずれも説明するまでもなく見れば分かる内容だ。
画面26-2:[数値] タブの画面
画面26-3:[通貨] タブの画面
画面26-4:[時刻] タブの画面
画面26-5:[日付] タブの画面
なお、[入力ロケール] タブは、「キーボード」のアプレットの [入力ロケール] タブと同じ内容なので、そちらを参照していただきたい。
「電源オプション」のアプレットでは、電源管理の詳細とUPS (無停電電源装置) の設定ができる。
まず、[電源設定] タブ (画面27-1) の [電源設定] プルダウンメニューから [家庭または会社のデスク]、[ポータブル/ラップトップ] などを選ぶと、それに合わせて下のデフォルト値が変わる。これらの値は自由に変更することもできるので、PCの使い方に合わせて最適な値にするとよい。
画面27-1:「電源オプション」アプレットの画面
[詳細] タブ (画面27-2) では、電源管理のアイコンをタスクバーに表示するか、スタンバイからの復帰時にパスワードの入力を求めるようにするか、PCの電源スイッチの動作をどうするかを設定できる。
画面27-2:[電源オプションのプロパティ] の[詳細] タブ画面
[休止状態] タブ (画面27-3) では、このPCで休止機能を使うかどうかを設定する。スタンバイが作業状態をメモリ上にそのまま残して、モニタやハードディスクなどの電源を切る省電力状態なのに対し、休止は、メモリの内容をハードディスクに書き出して、すべての電源を切る、より効果的な省電力状態だ。ただし、スタンバイがほとんど瞬時に復帰するのと比べるとかなり時間がかかる。それでも完全な電源断状態から起動するのに比べると相当に高速に作業状態に復帰できるので便利な機能だ。
しかし、休止機能を使うためには、PC本体はもちろん、すべての周辺機器が休止をサポートしている必要がある。ここ1、2年内に発売された製品であれば、まず大丈夫だが、少し古い製品では休止をサポートしていない可能性がある。そうした製品でもBIOS (ファームウェア) をアップデートすることで休止をサポートできる場合があるので、メーカーのWebページなどで調べるとよいだろう。
休止をサポートしていない製品があると、[休止状態をサポートする] にチェック入れたときに、休止ができないだけでなく、シャットダウンや再起動ができなくなる場合があるので、注意して欲しい。
画面27-3:[電源オプションのプロパティ] の[休止状態] タブ画面
[UPS] タブ (画面27-4) では、UPS (無停電電源装置) の設定を行う。UPSによっては独自のUPS管理ソフトを持っている製品があるので、その場合はマニュアルに従ってインストールして欲しい。このタブ画面では、そうした独自ソフトを持っていないUPSでも、基本的な機能だけではあるが設定することができる。
画面27-4:[電源オプションのプロパティ] の[UPS] タブ画面
この画面でUPSの設定を行う場合は、まず、[選択] ボタンをクリックして、UPSと利用する通信ポートを選択する (画面27-5)。
画面27-5:[UPS] タブ画面で [選択] ボタンをクリックすると表示される画面
UPSを選択したら、[次へ] ボタンをクリックすると、インターフェイスの構成を設定する画面が表示される (画面27-6)。ここでの設定はUPSごとに異なるので、必ずUPSのマニュアルに従って設定する。この設定を間違うとUPSが正常に動作しないだけでなく、Windows 2000にログオンできなくなって正しい設定に直すことが困難になる危険性もある。
画面27-6:UPSインターフェイスの構成設定画面
UPSの選択が終わったら、[UPS] タブ画面で [構成] ボタンをクリックすると画面27-7が表示される。ここでは、電源障害が発生した際の動作を設定する。特定のプログラムを実行したり、PCを自動的にシャットダウンすることができる。
画面27-7:[UPSの構成] 画面
「電話とモデムのオプション」アプレットでは、ダイヤルアップ情報とモデムの設定を行う。[ダイヤル情報] タブでは、所在地情報が表示される (画面28-1)。ここで新規に作成することもできる。
画面28-1:「電話とモデムのオプション」アプレットの画面
[編集] ボタンをクリックすると、所在地情報を変更できる。[全般] タブでは、国/地域と市外局番、トーン/パルスの別などを設定できる (画面28-2)。
画面28-2:[所在地情報の編集] の [全般] タブ画面
[市外局番の規則] タブでは、市内/市外で電話会社を使う分けるときなどに、その番号を指定する (画面28-3)。
画面28-3:[市外局番の規則] タブ画面
[通話カード] タブは、通話カードを使う場合に設定する (画面28-4)。
画面28-4:[通話カード] タブ画面
「電話とモデムのオプション」アプレットの [モデム] タブでは、インストールされているモデムが表示されている (画面28-5)。[追加] ボタンをクリックして新規モデムを追加することや、[プロパティ] ボタンでモデムの詳細を設定することができる。
画面28-5:「電話とモデムのオプション」の [モデム] タブ画面
[詳細] タブでは、インストールされているテレフォニープロバイダが表示される (画面28-6)。[追加] ボタンで別のプロバイダをインストールできる。プロバイダによっては、[構成] ボタンで詳細を設定できるものもある (画面28-7)。
画面28-6:「電話とモデムのオプション」の [詳細] タブ画面
画面28-7:[詳細] タブで [構成] をクリックした画面
「日付と時刻」のアプレットは、PCの内部時計を設定するものだ。[日付と時刻] タブでは年月日、時間を設定し (画面29-1)、[タイムゾーン] タブではタイムゾーンを設定する (画面29-2)。
画面29-1:「日付と時刻」アプレットの [日付と時刻] タブ画面
画面29-2:[タイムゾーン] タブ画面